小さな政府 limited government 2005 9 9
いろいろな人と話をしてみると、
「小さな政府」の意味がわかっていないように感じます。
今までの日本は、大きな政府でしたので、
小さな政府になると、身近なことが変わっていくと感じるでしょう。
たとえば、こういうことです。
小さな政府では、年金、医療などの社会保障も、小さくなります。
大きな社会保障は、「大きな政府」を意味します。
低負担・低福祉→小さな政府。
高負担・高福祉→大きな政府。
何となく、政治家を含めて、みんな、
低負担・高福祉という「バラ色の小さな政府」を夢見ていますが、
それは、大きな間違いです。
もちろん、政治家は、営業上の都合(選挙)で、
セールストークのように(悪質なセールスマンのように)、バラ色の未来を語るのでしょう。
さて、小さな政府を推進する場合は、
昔のように、大家族主義に戻る必要があります。
みんなが核家族になってしまったので、福祉が必要になったのです。
そもそも、100年前には、福祉と呼べるものは、なかったのです。
大家族が、福祉の機能を持っていたからです。